アメリカでの劇場での座席の区分

 

日本から事前にチケットを購入する場合

日本から購入する場合一般的なのが日本のチケット会社や旅行会社でとってもらう方法である。

チケットぴあ 03-5237-9800
カーテンコール 03-3770-9496

ただしこれら日本のチケット会社で購入する場合、手数料が少々高くなる。 

英語が話せる場合は、現地のチケット会社に電話して購入、またはオンラインで購入するのが一番良い。 この際も手数料は必要だが日本の会社を通すよりは大分安くなる。 手数料が最もかかった場合で、$20位。 実際はそれ以下である。 購入する際はクレジットカードが必要で、カード番号、カードの有効期限、請求住所を聞かれる。 

演目によってチケット会社が異なるため、詳しくはブロードウェイ・ミュージカル上演作品ガイド にて。   

 

現地での購入

現地で直接購入したい場合は各作品の上演劇場にあるボックスオフィス(チケット購入窓口)にて購入できる。 利点は手数料が要らないという事。 方法はボックスオフィスで列に並び、順番がきたら見たい日にちを伝える。 ボックスオフィスは一般的に朝10時(日曜のみ12時)からオープンする。 作品によっては中途半端な一階席で高いチケット代金を払って観劇するよりも、安い2階席で観劇した方が観やすい場合もある。 ボックスオフィスで購入する場合はこういったその場でしかわからない情報も親切に教えてもらえる。 

 

できるだけ安く購入したい場合

正規の値段ではなくできるだけ安く購入したいという場合は、当日の割引チケット売り場やボックスオフィスで発売されるラッシュチケット(格安チケット)、又はスチューデントシート(学割券)を利用すると良いだろう。 

TKTSの赤い看板が目印の割引チケット売り場は市内に2箇所あり、その日割引券が売り出されている作品のリストが電工掲示板に映し出される。 例えば、"Cats  50%" と出ている場合はキャッツのチケットが通常の値段の50%オフで販売されているという意味。 どの演目もだいたい$25〜50位で購入できる。 午後8時開演の公演のチケットは午後3時から、マチネ公演のチケットは正午から売り出される。 割引チケットは現金かトラベラーズチェックでのみ購入が可能。 また一枚のチケットに付き$2.50の手数料が掛かる。 9月12日現在、「キャバレー」や「シカゴ」、「ラグタイム」といった人気演目からも週末以外は割引券がでているようだ。

  TKTSの場所は 47丁目 Broadwayと7th Avenueの間、 又は ダウンタウン、World Trade Centerビルの中 

ラッシュチケットやスチューデントシートを購入するのが最も安くチケットを手に入れる方法だが前売りでは入手不可能。 これらのチケットの発売時間、席の場所などは作品によって異なるが値段は一般的に$15〜25位。 作品によっては一般席よりも良い席が手に入るというケースもある。 スチューデントシート購入の場合は学生証が必要で、これは日本の学校の物でも構わない。

*以下はラッシュチケット、スチューデントシート、またその他の低価格($20以下)なチケットが入手可能な演目のリストである。 ラッシュチケットとスチューデントシートは当日劇場のボックスオフィスでのみの購入となる。 また当日ならいつでも購入できる場合と、開演の2時間から購入できる場合との二通りある。 その他の低価格チケットは事前にチケット会社からでも購入可能。  

TITLE
作品名
割引券の種類、その他
Aida アイーダ $20のスチューデントシート。 一人二枚まで。 当日ならいつでも購入可。
Chicago シカゴ $20のラッシュチケット。 一人二枚まで。 当日ならいつでも購入可。
Footloose フットルース $20のスチューデントシート。 当日ならいつでも購入可。
Jekyll and Hyde ジキルとハイド $20の見きり席。 一人二枚まで。 当日ならいつでも購入可。
Jesus Christ Superstar ジーザスクライスト=スーパースター $26のラッシュチケット(一階最前列)。 当日ならいつでも購入可。
Les Miserables ミゼラブル $20の低価格チケット。
Miss Saigon ミスサイゴン $20のスチューデントシート(土曜の夜の部以外)。 開演の2時間前に売り出す。 
RENT レント

$20のラッシュチケット(一階席の前から2列)。 当日ならいつでも購入可。

SWING! スイング! $20のラッシュチケット。 当日ならいつでも購入可。
Squonk スクオンク $20のラッシュチケット。 当日ならいつでも購入可。
The Lion King ライオンキング $15〜20の立見席。 一人一枚まで。 当日ならいつでも購入可。
The Phantom of the Opera オペラ座の怪人 $20の低価格チケット。


(2000年3月6日現在)

 

他にもインターネットでPLAYBILLのメンバーになるとディスカウントチケットの紹介をしてもらえる。 入会の手数料は無料。 演目によっても異なるが20%〜50%の割引券を事前に購入することができる。

 

ソルド・アウトの演目をどうしても見たい場合

ソルドアウトショーのチケットを日本から購入するのは非常に難しい。 一枚だったら何とかなる可能性があるので上記したチケット会社を当たってみるのも良い。 他に宿泊先のホテルのチケットカウンターで問い合わせてみると、少々高くはなるが以外と手に入る可能性がある。 最悪、ブローカーやダフ屋(注意、これは法で認められていない)をあたる事も出来るが余りお薦めできない。  他に確実な方法ではないが、当日劇場でキャンセル待ちをすることも出来る。 キャンセル待ちのチケットは正規の値段で購入できる。 キャンセル待ちで手に入るチケットの席は、ハウスシートと言われる劇場で一番見やすい一階中央や二階前列などの席が多い。 因みに現在最も人気の高い演目は「ライオンキング」である。 「ライオンキング」の場合キャンセル待ちなど以外にも毎朝劇場のボックスオフィスで発売される立見席もある。 朝10時(日曜のみ11時)のボックスオフィスのオープンとともに売り出され、一人一枚まで購入できる。 一階の立見席は$20で二階は$15。 一回の公演につき20枚のみ発売と枚数が限られているため、早朝から並ぶ覚悟が必要。

 

アメリカでの劇場での座席の区分

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